「StiLL」デザイン情報090 「StiLL-Ⅹ」とは!　-33

便利な「StiLL-Ⅹ」のシステムテンプレートシステムブックについて

権限ボタン表示制御

① [権限ボタン表示制御]テンプレートは、ユーザーに権限を持たせて、メインメニューなどのボタンを表示・非表示する制御を行う際に使用するテンプレートです。ボタンを表示・非表示する仕組みは作成済みですので、簡単なカスタマイズで作成できます。

② このテンプレートには[INIBT設定1]シートがあり、これに表示画面となるシートやプログラムシート等を追加してブックを作成します。「ON OFF連続実行ボタン」をクリックすると、権限ランクに応じてボタンの表示・非表示が制御されます。

③ このテンプレートを使った例としては、システムを起動してログイン名・パスワードを入力すると、入力されたログイン名から権限を判断し、メインメニュー画面に表示されるボタンが制御されるようにできます。

対応Ver. ：「StiLL-Ⅹ」Ver1.0以降
対応種類：StiLL Dev・Pro・Std

① 権限によってボタンの表示・非表示を制御。簡単なカスタマイズで作成できます。

ある場所

メニュー [StiLL] → [システムテンプレート] → [システムブック]

特徴・目的

ユーザーに権限を持たせて、メインメニューなどのボタンを表示・非表示する制御を行う際に使用するテンプレート

です。

できる事・便利な点

権限によってボタンを表示・非表示する仕組みは作成済みですので、簡単なカスタマイズで作成できます。

② シート上の設定項目を設定すれば機能が完成します。

このテンプレートには[INIBT設定1]シートがあり、これに表示画面となるシートやプログラムシート等を追加して

ブックを作成します。

[INIBT設定1]シートの設定方法

1. 「権限ランクリンク」に、権限を判別するための値を表示させるようにします。

例えば、

部長＝1

課長＝2

係長＝3

一般社員＝9

のように、権限に応じて値を決めておき、どの権限に該当するかをこのセルに表示させるように

しておきます。

2. [制御シート名入力ニュウリョク]で、表示・非表示を制御するボタンのあるシート名を入力します。

3. 「権限ランク列」は、①で設定した権限フラグが、どの権限ランクの設定を使用するかを数式で設定します。

4. 「当該シート名入力ニュウリョク」には、このシートの名前ナマエを入力します。

※通常は入力する必要はありませんが、シート名を変更した場合やシートをコピーして使用する場合は

変更してください。

5. 「制御ボタン名入力ニュウリョク」に、表示・非表示を制御するボタンの名前(「オートシェイプ 1」など)を入力します。

注意

ボタンの名前は、ボタンを選択状態にしたときに

名前ボックスに表示される名前です。

※ボタンの見出しではありません。

※10個のボタンについて入力可能です。10個以上のボタンを制御する場合は[INIBT設定1]シートをコピーし、

そのシートに入力してください。

6. 「権限ランク」ごとに各ボタンのON/OFFを設定します。

7. 「ON OFF連続実行ボタン」をクリックすると、権限ランクに応じてボタンの表示・非表示が制御されます。

③ ログイン名から権限を判断し、メインメニューに表示されるボタンが変わります。

このテンプレートを使ったシステムの例をご紹介します。

システムを起動すると、ログインメニュー画面が表示されます。

ログインダイアログにログイン名・パスワードを入力します。

ダイアログに入力したログイン名から権限を判断し、その権限に応じてメインメニューに表示されるボタンが

変わります。

＜データ入力担当＞

＜リーダー＞

＜システム管理者＞