「StiLL」デザイン情報106 テキストデータを取込む 特別版 | ||||||||||||||||||||||||||||
もっと便利にデータを取得する方法 | ||||||||||||||||||||||||||||
@ 今回はテキストファイルのデータを取得するさらに詳しい内容と便利な方法をご紹介します。CSVファイルなどのテキストファイルの内容を確認したり、修正をするとき、Excelを使うとデータの形式が変わってしまうことがあるので注意が必要です。 | A ODBCドライバを使ってデータを取得する際、フォルダーが可変となる場合は、セルリンクボタン「BtLogin」でフォルダーを変更することが可能です。 | B 「文字列の引用符」にダブルクォーテーションを使用し、データ内にダブルクォーテーションが含まれるデータは「テキストデータ取得」ではうまく取得できません。取得したいテキストファイルを開き、そのデータをコピーすれば取込むことができます。 | ||||||||||||||||||||||||||
対応Ver.
:「StiLL-]」Ver1.0以降 対応種類:StiLL Dev,Pro,Std |
対応Ver.
:「StiLL-]」Ver1.0以降 対応種類:StiLL Dev,Pro,Std |
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:「StiLL-]」Ver1.0以降 対応種類:StiLL Dev,Pro,Std |
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@ テキストファイルの確認と修正… データ形式にご注意! | ||||||||||||||||||||||||||||
前回テキストファイルのデータを取得する方法についてご紹介しました。 | →前回の内容はこちら | |||||||||||||||||||||||||||
今回は「特別版」として、さらに詳しい内容と便利な方法をご紹介します。 | ||||||||||||||||||||||||||||
テキストファイルのデータを確認するとき、 | ||||||||||||||||||||||||||||
しかし、テキストファイルをExcelで開くと、Excelはデータによって表示形式を自動的に判断するため、 | ||||||||||||||||||||||||||||
以下のようにデータの形式が変わってしまうことがありますので、注意が必要です。 | ||||||||||||||||||||||||||||
・日付の入っている列の書式が変わってしまう。 | (YYYY/MM/DD → MM/DD/YYYY) | |||||||||||||||||||||||||||
・文字列の引用符が変わってしまう。 | ||||||||||||||||||||||||||||
・1行目が空行になってしまう。 | ||||||||||||||||||||||||||||
・先頭が「0」の数字だけのデータが、先頭の「0」が抜けてしまい数値型のデータになってしまう。 | ||||||||||||||||||||||||||||
(例:「012345」→「12345」) | ||||||||||||||||||||||||||||
メモ帳で開いた場合 | Excelで開いた場合 | |||||||||||||||||||||||||||
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なお、StiLLの「テキストデータ取得」機能でデータを取得した場合、テキストファイルの内容と同じように | ||||||||||||||||||||||||||||
データを取得することができます。 | ||||||||||||||||||||||||||||
テキストファイル(メモ帳で表示) | 取得結果 | |||||||||||||||||||||||||||
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A テキストファイルのデータをより効率的に取得する方法… ODBCデータソースを使用する場合 | ||||||||||||||||||||||||||||
前回、テキストファイルにODBCデータソースを設定し、StiLLの「DBデータ取得」機能を使って取得する方法を | ||||||||||||||||||||||||||||
ご紹介しました。 | ||||||||||||||||||||||||||||
しかし、ODBCデータソースを設定する際にテキストファイルのあるフォルダーを指定しなくてはならず、その設定は | ||||||||||||||||||||||||||||
固定となってしまいます。 | ||||||||||||||||||||||||||||
フォルダーやファイルを自由に選択してデータを取得したい場合、下記のような方法があります。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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このボタンを実行すると、指定したフォルダー(上図の例では「C:\Data」)に対してODBCデータソースが | ||||||||||||||||||||||||||||
設定されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||
※ODBCデータソースの設定自体が変更になるわけではありません。 | ||||||||||||||||||||||||||||
(2) セルリンクボタン「BtQuery」では、「テーブル名」にテキストファイル名を指定します。 | ||||||||||||||||||||||||||||
前回ご紹介したとおり、取得条件や項目の選択も可能です。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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上記(1)と(2)のボタンを連続実行すると、フォルダ「C:\Data」にあるテキストファイル「売上データ.csv」から | ||||||||||||||||||||||||||||
データを取得することができます。 | ||||||||||||||||||||||||||||
フォルダパスとファイル名はセルリンクボタン「BtPasteDialogFile」などで取得すれば、フォルダ・ファイル名が | ||||||||||||||||||||||||||||
可変となる場合でも指定したテキストファイルからデータを取得することができます。 | ||||||||||||||||||||||||||||
B 文字列の引用符がデータに含まれる場合… セルデータコピーでデータをコピーします。 | ||||||||||||||||||||||||||||
以下のようなテキストファイルのデータを取込む機能をStiLLで作成するとします。 | ||||||||||||||||||||||||||||
・「文字列の引用符」に「"(ダブルクォーテーション)」を使用している。 | ||||||||||||||||||||||||||||
・データ内にダブルクォーテーションが含まれるデータが存在する。 | ||||||||||||||||||||||||||||
StiLLの「テキストデータ取得」機能でこのようなテキストファイルのデータを取込むと、データ内にダブル | ||||||||||||||||||||||||||||
クォーテーションが含まれるデータがうまく取込めないケースがあります。 | ||||||||||||||||||||||||||||
取込元テキストファイル(メモ帳で表示) | 「テキストデータ取得」での取り込み結果 | |||||||||||||||||||||||||||
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このようなデータを取込む方法としては下記(1)〜(3)のボタンを連続実行します。 | ||||||||||||||||||||||||||||
(1) 「ファイルを開く」機能で、データを取込みたいテキストファイルを開きます。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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(2) 「セルデータコピー」機能で、(1)で開いたテキストファイルのデータを、データを取込みたい場所にコピーします。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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(3) 「ブックを閉じる」機能で、(1)で開いたテキストファイルを閉じます。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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