「StiLL」デザイン情報122 ピボットテーブルの活用6

ピボットテーブルの基本的な作り方カタと操作について

ピボットテーブルの書式設定

■ ピボットテーブルの集計欄に色イロをつけるなど、ピボットテーブルの見栄えを良くしたいという場合、ピボットテーブルではいろいろな書式を設定することができるようになっています。

■ Excel2007以降では選択できる書式の種類が豊富になりました。また自分でオリジナルの書式を設定することができるようになっています。ただし、これらの書式設定はExcel2007以降でのみ有効となります。

■ 直接セルに書式を設定することもできますが、Excel2007以降ではピボットテーブルを更新すると直接セルに設定した書式が引き継ツがれずクリアされてしまいます。Excel2003以前とExcel2007以降でブックを共用する場合は注意が必要です。

対応Ver. ：「StiLL-Ⅹ」Ver1.5以降
対応種類：StiLL Dev

■ ピボットテーブルオプションの設定で使いやすく、見やすくカスタマイズできます。

通常ピボットテーブルを作成すると、下図のような書式で作成されます。

しかし、集計の欄に色イロをつけるなど、集計表としての見栄えを良くしたいと考えられる方もいらっしゃると

思います。

ピボットテーブルには作成時に設定セッテイされる書式のほか、いろいろなスタイルの書式を選択することができます。

① ピボットテーブルツールバーの「レポートの書式設定」をクリックします。

② 下図のダイアログで書式を選択し、[OK]をクリックします。

③ ピボットテーブルの書式が変更されました。

■ Excel2007以降ではより多くの書式が選択できます。オリジナルの書式も設定可能です。

Excel2007以降ではピボットテーブルの機能が強化され、選択できる書式が豊富になりました。

書式を変更するには、ピボットテーブルのあるセルをクリックすると、「ピボットテーブルツール]タブが

表示されますので、[デザイン]タブをクリックします。

リボン内の「ピボットテーブルスタイル」で書式を選択します。

また、自分のオリジナルのデザインを設定できるようになりました。

ピボットテーブルの書式を選択するときに、下のほうにある「新しいピボットテーブルスタイル」をクリックします。

下図のダイアログで、要素別ベツに書式を設定することができます。

注意

これらの設定はExcel2007以降でブックを開いたときに有効です。Excel2003以前でブックを開くと

設定された書式では表示されません。

■ セルに直接書式を設定することもできます。ただしExcel2007以降では要注意。

書式設定は上記のほか、通常のセルと同じように罫線などの書式を設定することができますが、Excel2007以降

では罫線の書式設定がピボットテーブルの更新時に反映されまぜん。

Excel2003まではこのようなことはなかったのですが、Excel2003で作成したブックを、Excel2007以降で開いても

同様の状態となります。

①赤枠ワク部分に罫線を設定し、このブックを保存して閉じる。

② 再度ブックを開き、ピボットテーブルを更新すると

残念ながら、Excel2007以降で書式設定を保持する方法はありませんので、同じブックをExcel2003以前と

Excel2007以降で共用する場合は上記を考慮して使用する必要があります。