「StiLL」デザイン情報138 StiLLコマンド--「Excel出力」ボタンを作ろう@-StiLLボタン編 | ||||||||||||||||||
■ 前回はセルリンクボタンを使って「Excel出力」ボタンの作り方をご紹介しましたが、実はStiLLボタンだけでも実現することができます。今回はその方法のご紹介です。 | ■ プログラム記述用のシートにボタンを3つ用意し、StiLLボタンの3つの機能、[新規ブックへシートコピー (MakeBtBookNewCopy)]、[名前をつけて保存 (MakeBtNamedSave)]、[メッセージボックス (MakeBtMessage)]を割り当てます。 | ■ あとは機能を割り当てたボタンを連続実行ボタンに設定し、それを表示シートの「Excel出力」ボタンに設定すれば完成です。普段使っているExcelファイルに追加して活用してみてはいかがでしょうか。 | ||||||||||||||||
対応Ver.
:「StiLL-X」V1.0以降 対応種類:StiLL Dev・Pro・Std |
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:「StiLL-X」V1.0以降 対応種類:StiLL Dev・Pro・Std |
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:「StiLL-X」V1.0以降 対応種類:StiLL Dev・Pro・Std |
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■ 「Excel出力」ボタンとは | ||||||||||||||||||
例えば、以下のようなExcelのシートがあったとします。 | ||||||||||||||||||
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そこに、「Excel出力」ボタンを追加して、ボタンを押すだけで | ||||||||||||||||||
表示しているシートを新しいファイルとして名前を付けて保存できるようにします。 | ||||||||||||||||||
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[Excel出力されたファイル] | ||||||||||||||||||
■ 「Excel出力」ボタンの作り方 | ||||||||||||||||||
「Excel出力」ボタンは次の3つのStiLLボタンを連続実行することで実現できます。 | ||||||||||||||||||
・[新規ブックへシートコピー (MakeBtBookNewCopy)] を使って新しいファイルにシートをコピー | ||||||||||||||||||
↓ | ||||||||||||||||||
・[名前をつけて保存 (MakeBtNamedSave)] を使って新しいファイルの名前を入力+保存場所を指定して保存 | ||||||||||||||||||
↓ | ||||||||||||||||||
・[メッセージボックス (MakeBtMessage)] を使って「Excel出力」完了のメッセージを表示 | ||||||||||||||||||
これより「Excel出力」ボタンの具体的な作り方の手順をご紹介します。 | ||||||||||||||||||
@まず最初に、Excelブックにプログラム記述用のシートを挿入します。 | ||||||||||||||||||
挿入したプログラム記述用のシートにボタンを3つ用意します。 | ||||||||||||||||||
さらに、ボタンテンプレートからボタン連続実行ボタンを1つ用意します。 | ||||||||||||||||||
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A1つ目のボタンにStiLLボタン[新規ブックへシートコピー (MakeBtBookNewCopy)]の機能を割り当てます。 | ||||||||||||||||||
Excel出力したいシート名にチェックを入れ、OKボタンをクリックします。 | ||||||||||||||||||
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B2つ目のボタンにStiLLボタン[名前をつけて保存 (MakeBtNamedSave)]の機能を割り当てます。 | ||||||||||||||||||
Excel出力するフォルダを選ぶ時の初期フォルダを絶対位置で指定します。 | ||||||||||||||||||
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C3つ目のボタンにStiLLボタン[メッセージボックス (MakeBtMessage)]の機能を割り当てます。 | ||||||||||||||||||
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D機能を設定した3つのStiLLボタンを、ボタン連続実行ボタンに設定します。 | ||||||||||||||||||
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E表のシートにボタンテンプレートから「Excel出力」ボタンを配置します。 | ||||||||||||||||||
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F「Excel出力」ボタンにStiLLボタン[ボタン連続実行 (MakeBtPush)]を割り当て、 | ||||||||||||||||||
プログラム記述用のシートに先ほど設定したボタン連続実行ボタンを | ||||||||||||||||||
実行するよう設定します。 | ||||||||||||||||||
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これで、「Excel出力」ボタンを作ることができました。 | ||||||||||||||||||
(各StiLLボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください) | ||||||||||||||||||
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