「StiLL」デザイン情報145 StiLLコマンド--コンボボックスで表示する画像を切り替える | ||||||||||||||||||||||
■ 今回は、ユーザーがコンボボックスで画像ファイル名を変更すると、シート上の画像も選択した画像に切り替わる方法をご紹介します。 | ■ セルリンクボタン「BtPasteFileName」を使用し、指定したフォルダー内の画像ファイル名を取得します。取得した値のリストとコンボボックスのリストがリンクするよう設定します。 | ■ コンボボックスの値を変更したときに自動的にStiLLボタンやセルリンクボタンを実行したいときは「PushStiLL」という機能を使用します。 | ||||||||||||||||||||
対応Ver. :StiLL
V9.1以降 対応種類:StiLL Dev・Pro |
対応Ver. :StiLL
V9.1以降 対応種類:StiLL Dev・Pro |
対応Ver. :StiLL
V9.1以降 対応種類:StiLL Dev・Pro |
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■ 今回の内容 | ||||||||||||||||||||||
今回は下の図のように、ユーザーがコンボボックスで画像ファイル名を変更すると、 | ||||||||||||||||||||||
シート上の画像も選択した画像に切り替わる方法をご紹介します。 | ||||||||||||||||||||||
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■ 作成方法 | ||||||||||||||||||||||
それでは作成方法をご紹介します。 | ||||||||||||||||||||||
1) | コンボボックスと画像表示用のオブジェクトを用意 | |||||||||||||||||||||
シート上にコンボボックスと画像表示用のオブジェクトを用意します。 | ||||||||||||||||||||||
コンボボックスは、StiLLのボタンテンプレートの開発用タブの中にも用意されていますので、 | ||||||||||||||||||||||
そこから作成することもできます。 | ||||||||||||||||||||||
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2) | 「BtPasteFileName」の設定 | |||||||||||||||||||||
まずはコンボボックスで選択するファイル名のリストを取得するボタンを作成します。 | ||||||||||||||||||||||
セルリンクボタン「BtPasteFileName」を用意し、「出力位置」と「出力範囲名」を設定します。 | ||||||||||||||||||||||
また必要に応じて「フォルダ名」や「ファイル種類」を設定してください。 | ||||||||||||||||||||||
ファイル名の一覧リストの出力位置も用意します。今回はH3セルとします。 | ||||||||||||||||||||||
「ファイル名出力」ボタンを押すと、フォルダー内に入っているファイル名のリストが出力されます。 | ||||||||||||||||||||||
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3) | コンボボックスの入力範囲とリンクするセルを設定 | |||||||||||||||||||||
まず、コンボボックスの選択値をリンクするセルを用意します。今回はG3セルに選択値がリンクするようにします。 | ||||||||||||||||||||||
次にコンボボックスを右クリックし表示されるメニューの中の書式設定画面から、入力範囲とリンクするセルを設定します。 | ||||||||||||||||||||||
入力範囲は前の手順で「ファイル名出力」ボタンを押した時に定義された範囲名「ファイルリスト」を指定します。 | ||||||||||||||||||||||
リンクするセルには先程用意したG3セルを指定します。 | ||||||||||||||||||||||
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4) | 「BtPicture」の設定 | |||||||||||||||||||||
コンボボックスの設定ができたら、次はコンボボックスで指定されたファイルの画像を | ||||||||||||||||||||||
画像表示用のオブジェクトに表示するボタン「BtPicture」を作成します。 | ||||||||||||||||||||||
セルリンクボタン「BtPicture」を用意し、「シート名」、「オブジェクト名」、「画像ファイル名」、「画像フォルダ名」を設定します。 | ||||||||||||||||||||||
「画像ファイル名」には、図のような数式を記述して、選択したファイル名がリンクするようにしてください。 | ||||||||||||||||||||||
「画像フォルダ名」は「BtPasteFileName」の「フォルダ名」と同じ値に設定します。 | ||||||||||||||||||||||
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5) | 「StiLLAUTO」シートの用意 | |||||||||||||||||||||
「BtPicture」ボタンができたら、次はコンボボックスの値が変更されたときに | ||||||||||||||||||||||
「BtPicture」ボタンを実行させる機能「PushStiLL」を設定します。 | ||||||||||||||||||||||
「PushStiLL」を使うためには「StiLLAUTO」シートが必要となりますので、 | ||||||||||||||||||||||
システムテンプレートの中の[開発用シート]-[StiLLAUTO]を選択し、ブックに挿入してください。 | ||||||||||||||||||||||
「StiLLAUTO」シートや「PushStiLL」の詳しい使用方法につきましては | ||||||||||||||||||||||
以下のバックナンバーをご覧いただくか、StiLLヘルプをご確認ください。 | ||||||||||||||||||||||
「StiLL」デザイン情報064 「StiLL-]」とは! -7 | ||||||||||||||||||||||
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6) | コンボボックス連動連続ボタンの実行ボタンリストに、「画像セット」ボタンを設定 | |||||||||||||||||||||
「STILLAUTO」シートのコンボボックス連動連続ボタンの実行ボタンリストに、前で作成した「画像セット」ボタンを設定します。 | ||||||||||||||||||||||
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7) | コンボボックス連動連続ボタンのオブジェクト名を変更 | |||||||||||||||||||||
「STILLAUTO」シートの「コンボボックス連続実行ボタン」を右クリックして選択状態にし、 | ||||||||||||||||||||||
オブジェクト名をコンボボックスと同じ名前に変更します。 | ||||||||||||||||||||||
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8) | コンボボックスに「PushStill」を設定 | |||||||||||||||||||||
コンボボックスを右クリックし、表示されるメニューから「マクロの登録」を選択します。 | ||||||||||||||||||||||
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表示される「マクロの登録」画面で、マクロ名に「PushStill」と入力し、「OK」ボタンを押します。 | ||||||||||||||||||||||
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今回ご紹介した内容をシステムに組み込むときは、「BtPasteFileName」を | ||||||||||||||||||||||
「STILLAUTO」シートにあるブック起動時に実行する「STILLOPEN」ボタン内で実行させるとよいでしょう。 | ||||||||||||||||||||||
■ ご参考までに | ||||||||||||||||||||||
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オブジェクトにセットした画像をクリアしたい場合は | ||||||||||||||||||||||
「BtPicture」の「画像ファイル名」に | ||||||||||||||||||||||
「NONE」を設定します。 | ||||||||||||||||||||||
(各セルリンクボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください) | ||||||||||||||||||||||
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