「StiLL」デザイン情報148 StiLLコマンド--項目式にR1C1形式の数式を活用カツヨウ
           
                             
  ■ 今回はStiLLの「BtRecordQuery (Excelデータからデータを抽出)」などのボタンで使用する「項目式」にR1C1参照サンショウ形式の数式を活用する方法をご紹介します。
    ■ 例えば同じ行の2つ左のセルを指定するときは RC[-2] のように指定します。
R1C1参照形式の場合にどのような数式になるか確認したい場合は、Excelのオプションにて設定します。
    ■ R1C1参照形式の仕組みを理解すると、相対セル(同じ行にあるセルや1つ上のセルなど)をA1形式よりも容易に指定することができるようになります。  
  対応Ver. :StiLL-X V1.0以降
対応種類:StiLL Dev・Pro・Std
    対応Ver. :StiLL-X V1.0以降
対応種類:StiLL Dev・Pro・Std
    対応Ver. :StiLL-X V1.0以降
対応種類:StiLL Dev・Pro・Std
 
                             
 今回コンカイ内容ナイヨウ  
今回コンカイは「BtRecordQuery (Excelデータからデータを抽出)」などのボタンで使用シヨウする「項目コウモクシキ」にて
R1C1形式の数式を活用する方法ホウホウをご紹介ショウカイします。
下図のように列の挿入をしたために、項目式の数式を作り直さなければならなくなってしまったことはありませんか?
項目コウモクシキ単純タンジュンならそのたびに数式スウシキナオせばみますが、
項目コウモクシキ複雑フクザツ数式スウシキオオい・変更ヘンコウ頻繁ヒンパンオコナわれる… という場合バアイ、その度に数式を変えるのは大変です。
そこで今回コンカイ次回ジカイの2カイけて、R1C1参照サンショウ形式ケイシキ数式スウシキ指定シテイする方法ホウホウをご紹介ショウカイします。
また、今回コンカイ紹介ショウカイする「項目コウモクシキ」はツギのボタンにて使用シヨウできます。
    StiLLボタン : 「Excelデータ抽出 (MakeBtRecordQuery)」
「Excelデータ取得 (MakeBtMerge)」
    セルリンクボタン: 「BtRecordQuery (Excelデータからデータを抽出)」
「BtMerge (複数のExcelファイルからデータを抽出)」
              (各ボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください)
■ R1C1参照サンショウ形式ケイシキとは  
A1形式ケイシキとは、レツをA,B,C…、ギョウを1,2,3…と表示ヒョウジ指定シテイする形式ケイシキす。
R1C1形式とは、レツギョウ数字スウジ表示ヒョウジ指定シテイする形式ケイシキです。
R1C1参照サンショウ形式ケイシキのときに数式スウシキ記述キジュツする場合バアイ、A1形式ケイシキとはコトなる文法ブンポウになります。
ギョウは「R」(Rowの頭文字カシラモジ)、レツは「C」が(Columnの頭文字カシラモジ) のアト数字スウジ指定シテイします。
「R」「C」の次にすぐ数字がある場合は絶対ゼッタイ参照サンショウです。
「R」「C」のすぐ次に数字がない場合や、[]ツキ数字スウジ場合バアイ相対ソウタイ参照サンショウです。手前の行列であれば[]の中がマイナスとなります。
          レイ1)A1セルを参照するB3セルの計算式
参照サンショウ形式ケイシキ       相対参照    絶対参照      
A1形式       =A1   =$A$1      
R1C1形式       =R[-2]C[-1] =R1C1      
          レイ2)C3セルを参照するC1セルの計算式
参照サンショウ形式ケイシキ       相対参照    絶対参照      
A1形式       =C3   =$C$3      
R1C1形式       =RC[2]   =R3C3      
項目コウモクシキ数式スウシキトク便利ベンリなのは「=RC[2]」のような指定シテイ方法ホウホウです。
基準キジュンのセルからて「オナギョウの2レツミギのセル」というような指定シテイになります。
他には「=R3C3」のように指定シテイし、ツネオナじセルを指定シテイするという方法ホウホウ便利ベンリです。
※ご参考サンコウまでに
 Excelの表示ヒョウジ形式ケイシキをR1C1参照形式にするには、Excelのオプションから設定セッテイできます。
 A1形式ケイシキツクった数式スウシキがR1C1参照形式ではどのようになるか確認カクニンしたい場合バアイにおタメクダさい。
 設定セッテイ方法ホウホウ
Excel2010/2013の場合バアイ Excel2007の場合 Excel2003以前イゼン場合バアイ
 [ファイル]タブ→[オプション]→[数式] [Officeボタン]→[Excelのオプション]→[数式] [ツール]メニュー→[オプション]→[全般ゼンパン]
 →[R1C1参照サンショウ形式ケイシキ使用シヨウする]をチェック →[R1C1参照サンショウ形式ケイシキ使用シヨウする]をチェック →[R1C1参照サンショウ形式ケイシキ使用シヨウする]をチェック
 活用カツヨウ方法ホウホウ    
A1形式で指定シテイした「項目コウモクシキ」の数式スウシキを R1C1形式 に変更ヘンコウします。
R1C1形式で記述キジュツしておくと、基準キジュンのセルからの相対ソウタイ位置イチ指定シテイしているので、数式スウシキ変更ヘンコウする必要ヒツヨウくなります。
上記ジョウキのように設定セッテイして StiLLのボタンを実行ジッコウすると、Excelのオプションで「R1C1参照形式を使用する」に
チェックがハイっていないときは A1形式ケイシキ数式スウシキでセルにまれます。
チェックがハイっているときは R1C1形式ケイシキ数式スウシキでセルにまれます。
注意チュウイクダさい。
 ※1つのセルナイにA1形式とR1C1形式を混在コンザイさせることはできません。
 ※ファイルの保存ホゾン形式ケイシキがxlsxの場合バアイ、RCレツ存在ソンザイします。
  R1C1参照形式ケイシキのつもりで「=RC1」と指定シテイしてしまうと、『RCレツの1行目ギョウメ』と認識ニンシキされてしまいます。
  R1C1参照形式で指定シテイしたい場合バアイは、「R[]C1」や「R[0]C1」のように指定シテイしてください。
  ⇒ R1C1参照サンショウ形式ケイシキで Cレツ・Rレツ・RCレツアツカ場合バアイはご注意チュウイクダさい。
次回ジカイは、「項目式」に指定シテイしたR1C1形式の数式を、さらにExcelの数式を使って指定する方法をご紹介します。
最初サイショ数式スウシキツクるときは大変タイヘンですが、後々ノチノチメンテナンスがラクになりますので、是非ゼヒ活用カツヨウクダさい。
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