| 「StiLL」 デザイン情報173 StiLLコマンド--複数フォルダからファイル名を取得する | ||||||||||||||||||||||
| 【テーマ】 支店や事業所別にフォルダが分かれていて、その中に保存されている集計表などのExcelファイルを処理する時など、複数のフォルダからファイル名を一気に取得したいと思いませんか? 今回はその方法をご紹介します。 |
【方法】(考え方) @ まず配下のフォルダ名を取得します。A 取得したフォルダ名から順にファイル名を取得します。B この流れをセルリンクボタン「BtPasteFileName」「BtLoop」「BtSetValue」の組み合わせで実現します。 |
【参考】 抽出結果に「BtOffsetName(名前定義)」ボタンで名前を定義することで、次の処理で利用し易くなります。 | ||||||||||||||||||||
| 対応Ver. :StiLL V9.1
以降 対応種類:StiLL Dev・Pro |
対応Ver. :StiLL V9.1
以降 対応種類:StiLL Dev・Pro |
対応Ver. :StiLL V9.1
以降 対応種類:StiLL Dev・Pro |
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| ■ 今回の内容 | ||||||||||||||||||||||
| 指定フォルダ内の全てのサブフォルダにあるファイル名を取得する処理をご紹介します。 | ||||||||||||||||||||||
| セルリンクボタン「BtPasteFileName(指定出力位置に指定フォルダ内の全ファイル名を抽出)」を2つと、 | ||||||||||||||||||||||
| セルリンクボタン「BtLoop(指定ボタンを繰返し実行する)」、「BtSetValue(セルに値をセットする)」を | ||||||||||||||||||||||
| 下図のように組合わせて作成します。 | ||||||||||||||||||||||
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| ■ 各ボタンの説明 | ||||||||||||||||||||||
| 1.@のセルリンクボタン「BtPasteFileName」で指定フォルダ内にあるサブフォルダを取得します。(ファイル種類でFolderを指定) | ||||||||||||||||||||||
| 取得したサブフォルダ名をB列に表示します。(青見出し) | ||||||||||||||||||||||
| 2.Aは@で取得したサブフォルダの数だけ「ボタン連続実行2」を繰り返し実行します。 | ||||||||||||||||||||||
| 「ボタン連続実行2」は次のBとCを実行します。 | ||||||||||||||||||||||
| 3.Bではサブフォルダにあるファイル名を取得して、D列に表示します。(ファイル種類でFileを指定) | ||||||||||||||||||||||
| 各設定値は以下の通りです。 | ||||||||||||||||||||||
| 出力位置:="Sheet1!D"&H27 | ||||||||||||||||||||||
| フォルダ名:="%BOOKPATH%\"&INDEX(DATA,H18) | ||||||||||||||||||||||
| なお、セルH27には、=IF(H18=1,H4,ROW(DATA2)+ROWS(DATA2))が入力されています。 | ||||||||||||||||||||||
| 4.CはBで処理対象となったフォルダ名をC列に表示します。 | ||||||||||||||||||||||
| 各設定値は以下の通りです。 | ||||||||||||||||||||||
| 対象範囲:=ADDRESS(ROW(DATA2),COLUMN(C1),4,1,"Sheet1")&":"&ADDRESS(ROW(DATA2)+ROWS(DATA2)-1,COLUMN(C1),4,1) | ||||||||||||||||||||||
| セット値:=INDEX(DATA,H18) | ||||||||||||||||||||||
| 5.全ての処理をワンクリックで実行できるように、「ボタン連続実行」を作成して@とAの実行を自動化しています。 | ||||||||||||||||||||||
| ■ ご参考までに | ||||||||||||||||||||||
| 1.Bの「ファイル名出力」ボタンのファイル種類で、File:*月実績* と指定すると、10月実績ファイルのみが抽出されます。 | ||||||||||||||||||||||
| 2.フォルダの絞り込みも@の「フォルダ名出力」ボタンのファイル種類で同様に指定することができます。 | ||||||||||||||||||||||
| 3.BtOffsetName(名前定義)ボタンで、抽出結果(C,D列)に名前を定義することで次の処理で利用し易くなります。 | ||||||||||||||||||||||
| 4.「ADDRESS」関数については当メールサービスのバックナンバー178をご覧下さい。 | ||||||||||||||||||||||
| 【バックナンバー 178】 可変するセルの位置や値を調べる | ||||||||||||||||||||||
| (各ボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください) | ||||||||||||||||||||||
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