「StiLL」 デザイン情報192 <V3.0機能説明>StiLLコマンド--セル値参照によるコピー方法
                             
  【テーマ】いよいよ「StiLL X Ver 3.0」がリリースされました。新機能や旧バージョン(Ver 2.15)の機能強化/修正等々、数多くのバージョンアップ内容が盛り込まれております。
これらの機能のなかから今回は前回に引き続き「セルデータコピー(MakeBtCellCopy)」StiLLボタンのバージョンアップ内容についてご紹介します。
    【方法】データをコピーする場合、「セルデータコピー(MakeBtCellCopy)」StiLLボタンを使いますが、Ver3.0ではコピー元データの範囲や出力位置をセル値を参照してコピーすることができるようになりました。     【参考】詳細は
弊社ホームページ(http://www.still.co.jp/)の「StiLL FAQ」を参照してください。
 
  対応Ver. :StiLL-XV3.0 以降
対応種類:StiLL Dev・Pro
    対応Ver. :StiLL-XV3.0 以降
対応種類:StiLL Dev・Pro
    対応Ver. :StiLL-XV3.0 以降
対応種類:StiLL Dev・Pro
 
                             
■ 今回の内容                          
「StiLL X Ver 3.0」の「セルデータコピー(MakeBtCellCopy)」StiLLボタン新機能について説明します。
※バージョンアップ内容に関してはこちらでご覧いただけます ⇒  http://www.still.co.jp/main/still/faq/C0/A31.htm
1.StiLLボタン「セルデータコピー(MakeBtCellCopy)」のVer 3.0 機能強化/修正内容について詳しくご紹介します。
◆StiLLボタン『セルデータコピー(MakeBtCellCopy)』のVer 3.0 機能強化/修正内容
@「セル参照」 ボタンを 「セル指定」 に変更しました。
A「指定しない場合はアクティブセル(選択されたセル)の位置になります」の文言を追加しました。
B「セルの値を参照」 を追加し、セルに書かれている値を設定値として使用できるようになりました。
C元データ範囲、出力セル位置の設定レイアウトを変更しました。
D出力範囲名をリストで選択できるようにしました。
Eコピー種類の複数選択をできるようにしました。
以下がVer 3.0の「セルデータコピー」設定画面で各々の番号が上記機能強化/修正に対応した内容になります。
<例>Ver 3.0 StiLLボタン「セルデータコピー(MakeBtCellCopy)」の設定画面
2.Ver 3.0機能強化の中から一例として
 「B「セルの値を参照」 を追加し、セルに書かれている値を設定値として使用できるようになりました」についてご紹介します。
<例>コピー元データの範囲や出力位置をセル値を参照してコピーする方法
コピーしたいデータ(D列)が増えたため
下図Sheet1の青枠(既存データ)と赤枠(追加データ)の範囲をコピー元としてSheet2にコピーします。
(コピー前のSheet2)
(コピー後のSheet2)
列幅・行高ともコピー元と同じ大きさでコピーされます。
■ ボタンの説明                        
Ver 3.0「セル値を参照」してコピーする方法 <参考>V3.0[元データ範囲指定]でのコピー方法
  ※Ver 3.0からはコピー範囲をセルに指定して間接的に参照できるようになりました。 ※これまではコピー範囲を直接指定。  
     
1)StiLLメニューより「StiLL」ボタンを作成し    
併せて[コピー元データのセル範囲]や[出力セル位置]を下図のように入力します。 1)StiLLメニューより「StiLL」ボタンを作成し  
 ※A〜C列をコピーする場合の最初の設定方法です。    
 
 
 
     
     
     
     
     
     
2)「StiLL」ボタンに「セルデータコピー(MakeBtCellCopy)」を割り当て 2)「StiLL」ボタンに  
下図のように入力してください。 「セルデータコピー(MakeBtCellCopy)」を割り当て
  下図のように入力してください。  
<元データ範囲> 「セルの値を参照」を選択→「セル指定」ボタン押下後 <元データ範囲>  
  →1)で入力したセル値[PシートのE2]を設定してください。  「元データ範囲指定」を選択  
<出力セル位置> 「セルの値を参照」を選択→「セル指定」ボタン押下後 →「セル指定」ボタン押下後  
  →1)で入力したセル値[PシートのE4]を設定してください。 →Sheet1のコピー範囲(A1:C4)をクリック  
 
<出力セル位置>  
   「元データ範囲指定」を選択  
  →「セル指定」ボタン押下後  
  →Sheet2の出力開始位置(A1)をクリック  
 
 
 
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
※V3.0のStiLLボタン「MakeBtCellCopy」では、貼り付け種類の複数選択が可能になり、    
書式・値・列幅が1つボタンで設定できるようになります。    
(値や列幅の場合はセル位置でも範囲指定できます) 3)コピーしたいデータ(D列)が増えた場合は  
 
下図のようにボタン設定内容を表示し  
  [元データ範囲]のセル範囲を変更してください。  
 
 
 
     
     
     
     
     
     
以上のボタン設定でセル値を参照したコピーが出来るようになります。    
     
3)コピーしたいデータ(D列)が増えた場合は    
下図のように、[元データのセル範囲]を示すセル値[PシートのE2]を変更してください。    
 
   
     
  以上の変更でD列もコピーされるようになります。  
  (出力セル位置を変更されたい場合も同様、  
  [出力セル位置]のセル位置を変更してください)  
     
     
     
以上の変更だけでD列もコピーされるようになります。    
(出力セル位置を変更されたい場合も同様、[出力セル位置]のセル値を変更してください)    
     
                             
(各ボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください)  
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