「StiLL」 デザイン情報207 StiLLコマンド--4項目以上の並べ替え(ソート)を行う
                             
  【テーマ】
「並べ替え(BtSort)」ボタンは3つの項目までをソートできますが、今回4つの項目をソートする場合の方法をご紹介します。
    【方法】
「並べ替え(BtSort)」ボタンを2つ使います。
    【参考】
データを加工することで、複数項目をひとつのキーで並べ替えることも可能です(次回ご紹介予定)
 
                 
                             
■ 今回の内容                          
ソート項目が4つ以上ある場合の「並べ替え(BtSort)」ボタンの設定方法をご紹介します。
例として下図のデータを、1商品コード、2担当コード、3得意先コード、4年月日の昇順にソートする場合の使用方法について説明します。
画面の領域
ソート後のイメージ
画面の領域
・ポイント
 ・1つの「並べ替え(BtSort)」ボタンでソートできる上限が3項目のため、この例ではボタンを2つ使用します。
 ・2つのボタンを連続実行するときに、ソート順位の低い方(下位のキー)から実行するのがポイントです。
■ ボタンの作成と設定                        
今回使用するStiLLボタンを示します。(下図赤枠参照)
画面の領域
@一つ目の「並べ替え(BtSort)」ボタンの設定
  「並べ替え」ボタンをシートに貼り付て、「商品コード」「担当コード」「得意先コード」の順に設定します。
  このボタンは2番目に実行するので見出しを「並び替えU」としています。
  設定手順
   1.設定ダイアログを開き下図のようにソート範囲にデータの開始セル位置「Sheet1!A6」(赤枠)を設定します。
画面の領域
   2.(プレビュー設定)のボタンをクリックして設定ダイアログを表示させます。
  下図のように「商品コード」をキー1、「担当コード」キー2、「得意先コード」キー3の順に昇順で設定します。(茶枠)
   3.OKボタンで上図を閉じると、下図のように設定された値が表示されます。
画面の領域
   4.内容を確認してOKボタンをクリックして設定完了です。
A二つ目の「並べ替え(BtSort)」ボタンの設定
  もう一つ「並べ替え」ボタンをシートに貼り付けたら最後のソート項目「年月日」を設定します。
  このボタンはソートの1番目に実行するので見出しを「並び替えT」とします。
  設定手順
   1.@と同様にソート範囲にデータの開始セル位置「Sheet1!A6」を設定します。
   2.同様に(プレビュー設定)のボタンをクリックして設定ダイアログを表示させます。
画面の領域
   3.下図のように4番目のソート項目「年月日」を設定しOKボタンをクリックします。
   4.設定された内容を確認してOKボタンをクリックして設定完了です。
画面の領域
■ ボタンの実行                        
1.上段で作成した2つのボタンを「並び替えT(4:年月日)」、「並び替えU(1:商品コード、2:担当コード、3:得意先コード)」
   の順に実行することで冒頭(今回の内容)のソート後のイメージ図と同じ結果が得られます。
   「ボタン連続実行(BtPush)」ボタンへの設定例
画面の領域
2.「ボタン連続実行(BtPush)」ボタンのリストに「データ取得(BtMerge)」などに続けて、「並び替えT」、「並び替えU」ボタンの
   順に設定すると、データ取得から並べ替えまでを自動化できます。
■ ご参考までに                        
1.データを加工することで、同様の並べ替えを一つのボタンで実行することも可能です。
   これにつきましては次回ご紹介予定です。
(各ボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください)  
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