「StiLL」 デザイン情報227 StiLLコマンド-- 異なるシート名のデータを一括取得する(BtMerge)
                             
  【テーマ】
書式は同じなのにシート名がバラバラのデータを簡単に取り込みたいことってありませんか?基幹系から出力されたCSV由来のデータがExcel変換されシート名がファイル名になっていて困ったことはありませんか?
今回はそれを一括して取得する方法をご紹介いたします。
    【方法】
全てのシートのデータを取得する場合は「Excelデータ取得(BtMerge)」ボタンのシート名欄にワイルドカード(*)を入力するだけ。
    【参考】
複数のシートを含むExcelファイル群から特定のシートのデータを取得する場合の設定方法もご紹介いたします。
 
           
                             
■ 今回の内容                        
下図のように異なるシート名のExcelデータを一括取得する方法についてご説明します。
画面の領域,画面の領域
データ取得のイメージ(A支店とB支店)
画面の領域
■ ボタンの設定                        
今回使用するStiLLボタンを示します。(下図赤枠)
画面の領域
Excelデータ取得(BtMerge)の設定例
  ・はじめに1つのファイル(売上データA支店_202005.xlsx)を選択して、対象シート名および元データ範囲を設定します。
画面の領域,画面の領域
画面の領域
・上記設定値を手操作で以下のように変更します。
ワイルドカード(*)を指定し(売上データ)で始まるファイルを対象とします
シート名をワイルドカード(*)に変更して全シートを対象とします
 出力セル位置を入力して(OK)ボタンで設定完了します。(項目式は省略しています:全項目を取得)
 このボタンを実行することで上段のデータ取得イメージのように一括取得できます。
■ ご参考(発展)                        
1.上段の方法はファイルに存在するすべてのシートが対象となります。
   複数のシートを含むExcelファイル群から特定シートのデータを一括取得する場合は次のように設定します。
   例1:下図のように規則的なシート名が設定された複数ファイルから対象シートを特定する場合
画面の領域,画面の領域,画面の領域
   設定例
 ←ワイルドカード(*)を使って特定します。
   シート名の末尾が "_202005"のシートのみからデータを取得します。
 ←システムテンプレート「開発用シート」タブのExcelデータ取得
  (DLDATA)シートへの出力を想定しています。
   留意事項) ワイルドカードでシート名を特定する場合、全対象ファイルに特定したシートが存在する必要があります。
      1.最初に取得するファイル(本例では売上データA支店_202005.xlsx)に特定シートが存在しないときは
         エラーになります
      2.2番目以降に取得するファイルに特定シートが存在しない場合は、アクティブシートの内容が取得されます
   例2:不規則な異なるシート名の複数ファイルから対象シートを特定する場合
画面の領域,画面の領域,画面の領域
設定例
全ての対象シート名を手入力します。
■ 関連するキーワード                        
StiLLコマンド シート名
一括取得 一括データ取得 BtMerge Excelデータ取得 Excelブックからデータを取得 StiLLボタンの王様 すごいツール 凄いツール 売上データ A支店 ワイルドカード 特定シートからデータを取得 特定のシートから
(各ボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください)  
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