「StiLL」 デザイン情報244 StiLLコマンド -- 「ダブルクリックで文字に合わせた列幅にする方法」
                             
  【テーマ】
セルに収まらない文字が入ったセルを、ダブルクリックすることで、列幅を変更して全体を表示する方法のご紹介です。


対応種類:StiLL Developer版
対応Ver :StiLL-X Ver3.1以降
    【方法】
<セルリンクボタン>
・ダブルクリックイベントの制御 (DoubleClickEventOn)
・列幅を制御する(BtCol)


対応種類:StiLL Developer版
対応Ver :StiLL-X Ver3.1以降
    【参考】
ブック終了時は、ダブルクリックイベントを終了しましょう。
列幅を元に戻すボタンもあると便利です。
 
           
                             
■ 今回の内容                        
「縮小表示」、「セル内での折り返し」など、内容全体を見せる設定は便利ですが、文字数によってはどちらも見にくいことがあります。
列の境界をダブルクリックすると列幅が変わりますが、列内の一番多い文字に合わせ、とんでもなく広い幅になってしまうことも。。。
今回は、全体を見たいセルをダブルクリックすることで、幅を自動的に変更(フィット)する方法をご紹介します。
【セル内で収まらない文字の表示例】
画面の領域
【StiLLで表示方法を改善した例】
画面の領域,ダブルタップ ジェスチャ 単色塗りつぶし,ダブルタップ ジェスチャ 単色塗りつぶし
【解説1】 列幅を変更するボタンを作成                        
まず、列幅を変更するボタン「列幅制御(BtCol)」(セルリンクボタン)を作成します。
「StiLL」>「セルリンクボタン」>「メニューバー」>「書式」>「BtCol」を選択し、ボタンを貼付けます。
貼り付けたボタンの各項目を以下のように設定します。
【BtColボタンの設定例】
画面の領域
【解説2】 ダブルクリックイベントを開始するボタンを作成(※ StiLL Developers版のみ)      
解説1で作成したボタンを、ダブルクリックイベントで実行させるボタン「BtDoubleClickEventOn」(セルリンクボタン)を作成します。
「StiLL」>「セルリンクボタン」>「メニューバー」>「DEV用開発」>「BtDoubleClickEventOn」を選択し、ボタンを貼付けます。
貼り付けたボタンの各項目を以下のように設定します。
画面の領域
【解説3】 セルの書式を変更して、ダブルクリックイベントボタンを実行              
セルの書式設定で「文字の制御」が「折り返して全体を表示」になっていると、冒頭例のような一行で表示はされません。
「縮小して全体を表示」または制御しない設定にした上で、ダブルクリックイベントを実行して、動作を確認してください。
画面の領域,ダブルタップ ジェスチャ 単色塗りつぶし,ダブルタップ ジェスチャ 単色塗りつぶし
!ポイント
ダブルクリックイベントは、ブックを開いたときに実行するのが良いでしょう。
ブックオープン時のプログラム実行は、システムテンプレートの「StiLLAUTO」が便利です。
詳しくは、以下のバックナンバーもご参考にしてください。
Excel画面制御や自動実行を簡単設定。「StiLLAUTO」テンプレート
■ 参考                          
ブックを閉じる時にはダブルクリックイベントを終了するボタン「BtDoubleClickEventOff」を実行しましょう。
列幅を元に戻すボタンもあると便利です。
規定の列幅値を記述した「列幅制御(BtCol)」ボタンを使うか、
別シートに既定の列幅を用意し、「BtCellCopy」ボタンで「列幅」をコピーするなどの方法があります。
以上
(各ボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください)  
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