「StiLL」 デザイン情報258 StiLLコマンド-- レコード単位の文字の連結(結合)
                             
  【テーマ】
以前(No.238)はレコード項目ごとの文字を数式を使って連結する方法についてご紹介いたしました。
今回はVer.3.7で強化されたオプションを設定する方法でボタン1つで簡単に連結できる方法をご紹介します。
    【方法】
「Excelデータ抽出(BtRecordQuery)」ボタンを使います。集計式の指定で [連結] を設定します。
なお「Excelデータ取得(BtMerge)」ボタンも同様に連結できます。
    【参考】
データは事前に連結単位とする項目(ここでは区分)でソートしておく必要があります。
連結時の区切り文字を任意に指定することができます。
 
                 
                             
■ 今回の内容                          
今回はStiLL-X.Ver.3.7から機能拡張された集計式のオプション [連結] を使用して、
レコード単位の項目(ここでは研修名)を区分ごとに文字連結する方法をご紹介します。
加工イメージ
 元データ
   ↓ (研修名連結)として元データの研修名をカンマで連結したイメージ
本例ではシステムテンプレートの「DLDATA」シートを使用しています。
・ポイント
 ・「Excelデータ抽出(BtRecordQuery)」ボタンの集計式で研修名に[連結]を設定します。
■ ボタンの作成と設定                        
今回使用するStiLLボタンを示します。(下図赤枠)
画面の領域
今回の全体図を示します。
上図の青枠(セルE2からF5)が「Excelデータ抽出」ボタンの項目式の範囲です。
・5行目(集計式欄)のセルE5に[グループ化]、F5に今回機能拡張された[連結]を設定します。
「Excelデータ抽出(BtRecordQuery)」ボタンの設定
以下に設定状態を示します。
項目式の設定は次の通りです。
OKボタンで設定を完了します。
このボタンを実行することで研修名の文字が連結され冒頭のイメージとなります。
■ ご参考までに                        
1.データは事前に連結単位とする項目(ここでは区分)でソートしておく必要があります。
2.連結時の区切り文字を任意に指定することができます。
 [連結] の後ろにアンダースコア― "_" を続けることで
 下図のように連結して出力されます
※区切り文字は "//" など 2文字以上を指定することも可能です。
なお、半角括弧 "(" は区切り文字として使用できません。
※省略時は半角のカンマになります
・バックナンバー238(数式で文字連結)は下記をご覧ください。
【バックナンバー 238】レコード単位の文字の連結(結合)
(各ボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください)  
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