「StiLL」 デザイン情報305 開発 -- エラーチェックのプログラムボタンを少なくする方法
                             
  【テーマ】
複数のエラーチェックを、一つのボタンで行う方法を紹介します。
    【方法】
「条件分岐メッセージ(BtMessageCell)」と、セル上に作成するエラーチェックの数式を連携します。
  【参考】
その他バックナンバーもご参考にしてください。
 
           
                             
■ 今回の内容   
StiLLの各ボタンは、機能実行に必要な条件を満たさない場合、基本的に自動でエラー表示をしてくれます。
それ以外は任意で作成しますが、ひとつのチェックにひとつのボタンを使い、チェック項目が多いと作成が面倒です。
今回は、チェック部分を分離し、一つのメッセージボタンで実行する仕組みをご紹介します。
■ 手順1:エラーチェックと表示するメッセージをセル上に作成
>>ステップ1
シート上のセルにチェックする数の項目を作り、条件式と表示するエラーメッセージを作成します。
最初の数式は、以下のようなものです。
例:=IF([条件式],"登録する権限がありません","")
※[条件式]部分は、権限の有無が分かる内容の数式です。
優先順にエラーメッセージをひとつずつ表示する場合、2番目以降の数式を以下のように作成します。
2番目チェック式例:=IF(COUNTIF($C$4:C4,"?*")>0,"",IF([条件式],[エラーメッセージ],""))
3番目以降は数式をドラッグしてコピーすると、チェック1〜5の順番でエラーチェックを行い、メッセージ表示がされます。
一度に全てのメッセージを表示する場合、「IF(COUNTIF($C$4:C4,"?*")>0,"",」部分は不要です。
>>ステップ2
実行チェック_1〜5のメッセージを結合し、一つのセルに表示させます。
各メッセージは関数を使い、改行コード CHAR(10) で区切ります。
例:=TEXTJOIN(CHAR(10),,C4:C8)
>>ステップ3
エラーがひとつも無ければ、実行チェック_1〜5セルおよび結合セル(C9)は空白となります。
実行の可否を判断するセルを作成します。
例:=IF(C9="","OK","NG")
■ 手順2:「条件分岐メッセージ(BtMessageCell)」ボタンの作成
メッセージを表示する「条件分岐メッセージ(BtMessageCell)」ボタンを作成します。
今回は、セルリンクボタンで作成したもので解説します。
「StiLL」>「セルリンクボタン」>「制御」>「BtMessageCell」で、手順1のリストの隣に貼り付けます。
セルリンクボタン作成画面
貼付け後イメージ
ボタン設定項目解説
[セル位置]:実行可否のセルを指定します。(セルC10)
[条 件 値]:「手順1・ステップ3」で作成した条件値 "NG" を指定します。
[メッセージ]:エラーメッセージのセルC9を参照するよう、「|」記号で囲います。
[ アイコン ]:警告アイコン(48)を指定します。
最後に「連続実行(BtPush)」ボタンで、メインの処理の前に本ボタンを実行すれば、
複数の事前チェックを行い、何もなければスルーして次の処理へ進む仕組みになります。
チェックする項目も、リストの行を追加する形でいくつも増やすことが可能です。
[注意]や[中止]マークもアイコン項目を数式で可変させることが可能です。
■ ご参考
その他、下記バックナンバーもご参考にしてください。
 「StiLL」 デザイン情報221 StiLLコマンド-- メッセージのある処理の中断や分岐処理を簡単に
(各ボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください)  
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